元金均等方式
元金均等方式とは、主に住宅ローンなど大きなお金を借りる時にローンを返してい
く返済方法の一つです。
これは元金を返済期間で均等に割ってローン残高に応じた利息を加える返済方法で、
特徴は利息が元金の残高に応じて利率を算出する為、利息部分が毎月減って行き毎月
の返済額が少なくなる事です。
毎月払って行く元金部分が固定されている為、同じ年数で支払うのなら住宅ローン
の主流方法である元利均等方式より早く元金部分が減り、総返済額が少なくなりま
すので、資金に余裕がある方や早期に住宅ローンを返済してしまいたい方にはオス
スメです。例えば借入金2千万円、固定金利3.2%、返済年数30年の場合、元金は最
初の月は2千万円残っているのでこの2千万円にまるまる利息が加わりますが元金が
毎月減って行くので、計算すると元利金等方式よりも150万円もお得になります。
そしてこの元金は残高が算出しやすいので利息も計算出来る為、毎月支払って行く
金額は変わるものの返済までの金額が算出できる利点もあります。
この方法は当初の返済額が多くなるので返済計画が立てにくく、その為最初の数年
は家計に負担をかけてしまうので返済出来る範囲内であるかどうかをしっかり確認
しておきたい所です。